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導入事例

SPEED Callの導入事例



株式会社倉敷ケーブルテレビ様

SPEED Callを活用して頂いている株式会社倉敷ケーブルテレビ様にお邪魔してまいりました。
インタビューは、同社のカスタマーセンター長でもある技術部の小山海平様にご協力いただきました。

倉敷ケーブルテレビ様について

倉敷ケーブルテレビ 小山氏
(株)倉敷ケーブルテレビ
  小山 海平氏

―― それでは、KCT様の事業内容をお伺いします。


名前の通り倉敷市を中心とするケーブルテレビ事業者でKCTの通称でやっております。配信先として、 倉敷市、総社市、玉野市の3つの市をエリアにしております。 売上げ的には年商で約36億円ほどでして、 10年ほど前からインターネットのサービスも提供をいたしております。 通信事業の方で4割ほどで約12億円を売り上げています。



―― かなりインターネット事業の売上げ比率が多い印象を持ちます。 業務内容はどのようなものでしょうか。


一般のお客様の比率としてはTVが8.2万加入、インターネットが2.3万弱ほどの加入者数です。 また、3年ぐらい前からKDDIのケーブルプラスを使ってプライマリ電話の提供を行っております。こちらは現在1.3万ほどの契約となっています。
これ以外にはBtoB向けで、専用線やハウジングなどの事業なども行っています。私が所属している技術部では、これらのIP系のインフラと映像系のインフラとを管理していますので、かなり業務の範囲が広いです。



―― KCT様はインターネットの事業の割合が高いようですが、近隣の同業者様と比較しても多いのでしょうか?


そうですね、インターネット事業を始めるのも早かったのもありますし、元々のCATVの加入率が高かったのも影響しています。そのため、ネットワークにかかるトラフィックのボリュームもかなり大きなものになってきています。


監視ASPサービス「SPEED Call」を選んだきっかけ

―― 監視ASPサービス「SPEED Call」を選ばれたきっかけについてお聞かせ下さい。


当然ながら、弊社は元々一般的な監視システムは持っていました。ただし、監視については会社ごとに特徴があります。弊社のネットワークの規模としては、トータルトラフィックが1.7Gbps程あり、物理的な広がりとしては、センターに設置されるモデムが11台といったかなりの規模になっています。このネットワークを、KCTでは実質的に2〜3人という少人数で運用しています。従って監視といえども「効率」を重視しないとなりません。

例えばハードウエアの保守は契約はもちろんしているのですが、ロケーション的に都心から離れているという不利な条件があります。メーカーのSEを呼んでも都心からここまでやってくるのに結構な時間がかかります。ですので、一定の保守部材を準備するなど、効率よく保守が出来るような工夫をしています。

このような状況がありますので、そもそも壊れにくい設計は基本として、「いかに効率よく管理・運用が出来るか」が命題となってきます。監視のアラートには散発的に発生するクリティカルなものと定点観測的なものが混在していまして、キレイに分かれていないのが現状でした。この状況を打開するために思案していたところに、この監視ASPサービス「SPEED Call」を知り、導入を検討することになりました。



―― 「SPEED Call」の導入はスムーズに行ったのでしょうか?


紹介頂いた当時は「SPEED Call」は組織的に多人数で行うような監視体制に対応していませんでした。これに御対応を頂けると言うことで導入に至りました。



―― 組織的な多人数の管理に対応というのは具体的にどのような機能でしょうか。


オペレータのシフト表に対応して頂きました。御話を頂いた時点での「SPEED Call」では、障害時の通知先を曜日や時間で変えるということができませんでした。オペレータがシフトで変わる度に手で変更する必要があったんです。いくら Web 経由のGUIで変更可能と言っても、これで運用するのは困難です。



―― 「SPEED Call」を導入してからは、監視システムは一本化されたのですか?


いえ、従来の監視システムと並行して運用を行っています。以前の監視対象のうち、比較的クリテ ィカルなものを「SPEED Call」で行っています。



―― 「SPEED Call」を導入してから現場はどう変わりましたか?


クリティカルなものを電話に移行できたので、運用する側の気分はかなり楽になったと思います。



電話対応のログが取れるメリット

―― 「SPEED Call」で気に入った点が他にあれば教えて下さい。


電話対応のログが残るのがいいですね、まだうちではやっていませんが、対応内容がきちんと残るので深夜や休日の手当の請求はしやすくなると思います。


他には、自社ネットワーク外からの監視である点があります。元々導入した経緯の中に、外部からの監視を行いたい。というのがありました。 自分のネットワーク内で監視を行っていても、もしメールサーバがダウンしていたら通知が届かなくなるリスクがあります。ある程度客観的に外のネットワークから監視がなされるのは良いですね。



「SPEED Call」に対する要望

―― 現場からの要望はありますでしょうか?


発信元の電話番号を選べられるといいですね。いくつか発信元番号があって緊急度でかける番号を変えられたら、携帯側は着メロで優先度を判別ができるので。



*取材日 2010年12月
*記載の担当部署は、取材時の組織名です。